10年後の自分へ

ウェブ進化論」と梅田さんのCNETのエントリを読んで、ちょっと気になったので、忘れないようにメモ(「ウェブ進化論」に関する技術的な意見は腐るほどあるだろうから、まあ書かなくていいや)。

現在29歳の自分も、今から10年前を考えると「ずいぶん無茶やってたなあ」と思う。それに比べれば、今は家庭を持ったこともあり「落ち着いてきた」感が否めない。たまに無茶をやりたい気持ちも顔を出してくるけど、「家庭もあるし」とか「実力も無いし」とか「失敗するかもしれないし」という言い訳とともに、そんな気持ちを抑制してる気がする(だいたい、こんなネガティブな言葉の前には「でも・・・」っていう接続詞が入る)。

そんな今の自分に、梅田さんの以下の言葉が。

34歳のとき、もっとモノをよく知っていて、もっと客観的で、それゆえ「もう少し力をつけてからでも遅くない・・・」なんて考えて、冒険しなかったらと思うと、ぞっとする。モノが見えてなくて良かった。今そう、心から思うのだ。

たしかに「44歳の今の僕」は、10年前「34歳だった僕」に比べて、圧倒的にモノが見えている。いろいろな経験を積んだ。たくさんの人を見てきた。でもモノが見えている分だけ、新しいこと、未経験なことについて、ネガティブに判断するようになってはいないだろうか。これを「老い」と言うのではないのか。

うーん。自分はまだ29歳。梅田さんが「ぞっとする」年齢まで5年もある。にもかかわらず、「ぞっとする」ような考え方に汚染されつつある。。

確かに、歳を重ねると責任が増えるから、考えて行動する必要はあるけれど。けれどもしかし、まだまだチャレンジしていきたい。失敗してもいいじゃない。その経験は次に活かせばいいじゃない。と、そう思ったのでした。

まだまだ「老い」るには早いよね。10年後にまた振り返ってみたとき、「無茶やってたなあ」と思えるように、今を生きていたいね。